この仕事(画屋)を続けているのはなぜですか?
私は、静岡県の西部で生まれ育ちました。
静岡が舞台となった漫画といえば「ちびまる子ちゃん」がありますが、私にもまさに身近な漫画のひとつです。静岡で見たり感じたことを多くの人と共有している漫画という表現に憧れて漫画家を志し、地元の専門学校に通いました。
ところが、講師の基準でなかなか評価されないという経験から、漫画家という形に違和感を抱くようになりました。漫画を描くのを止めたくない!でも専門学校まで出してくれた両親のためにも何とか漫画で就職して安心させたい。そう思っていた時に思い出したのは、小学生の頃に見ていた進研ゼミの歴史の漫画でした。
雑誌に載る漫画じゃなくても、学習漫画のように人の役に立つという方法で続けられるんじゃないかなと考えて、漫画を描く仕事という条件にこだわって就職活動をしました。そしてようやく見つけたのが、地元から離れた大阪にある画屋でした。漫画で生きていくと決意した私にピッタリの「漫画を描いて生きる」という理念に共感し、この会社に飛び込みました。
具体的にどうやって生きていくかと考えたときに、やっぱり人の役に立ったり学びになるものを提供することと、地元で自分らしく生きていくことなんじゃないかなと改めて気づき、それを実現している画屋で漫画を作っていこうと思いました。何より、学生時代に自分がこうなっていたいと思い描いていたことがどうやったら実現できるのかが見えて近づけていることが続けている理由のひとつです。
もうひとつの大きな理由は、地元・静岡で漫画を仕事にしたいという人の選択肢となる場所を作りたいという思いを叶えるため。静岡に画屋の支店を作ることを目標にしています!
こだわっていることや、これまでに印象的だった
クライアントや仕事はありますか?
同時に、クライアントに集客から顧客教育を通じてどう販売するのかを考え提案できるよう、マーケティングについても勉強して取り入れています。具体的には、自社のウェブサイトの内容を見直しや更新、SNSを運用して認知させる活動をしました。特にSNSは、より多くの方に楽しんでもらえるようなコンテンツや情報発信ができないかと常に考えて継続しています。
その結果、10年間で600人ほどだったフォロワー数を、再度運用して2年で3000人以上に伸ばすことができました。これらの活動によって、少しずつ認知が広がっているのではないかと実感しています。
小川からの紹介
画屋に来るきっかけは、2020年の2月頃に「会社見学に行かせて欲しい」と山本さんからの連絡でした。見学は要望があればいつでも受けていたので、特に驚かなかったのですが、住んでいるところが静岡県ということには驚きました。
まず、地元に同じような会社はないのか…?無いと。
なぜ西に向かうのか、東じゃないか?
住んでいる場所が東京と大阪のちょうど真ん中くらいだからどちらでも良いと。
そうじゃなくて…みたいなやり取りがあったのですが、とにかく一度見学したいということだったのでOKしました。
コロナ禍の間隙を縫って作品を持って見学にきてくれました。職種は制作希望でしたが、残念ながら制作になるには、まったく技能が追いつていませんでした。ただ、このまま何のチャンスもなく帰すのは良くないと思い。卒業までに技能が身についたらという条件で連絡は続けることにしました。
いつものパターンだと、応募者との連絡が途切れていくのですが、山本さんは粘り強く課題に取り組んでました。しかし、それでもなかなか上達は見られなかったので、遠回しに別の仕事を進めていましたが、本当に粘り強く最後まで課題をやり続けていた一点を評価し、制作スタッフと相談の上、見習いとしてなら採用ということになりました。
卒業後、単身大阪に移り住み、うるさいおっさんの指導を受けながら日々少しずつ成長しているところに山本さんの長所を感じます。このまま歩み続けて大きな実を付け、画屋の次の時代を創っていって欲しいと期待しています。
ここ数年で広告漫画ますます身近な手段になっている一方で、漫画でPRを「いいね!」と思っても「相談できる人は身近にはいない」という声も耳にします。
漫画制作の依頼に不安を感じているあなたへ、私達にご相談いただければ解決いたします。
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