体面上の管理職はありか?
社長 こんにちは。
読者から質問があるそうですね。
中川 はい、匿名希望さんからです。
部下のいない課長の適用についてお伺い致します。課長の定義として、
管理職の一職位である他に、待遇や体面上の肩書きとして授かる“課長”
は有り得るでしょうか。
中川 変かどうかは分かりません。組織をどうするかは会社の自由です。
労働基準法では違法ではありません。
社長 でも、管理管理職だったら残業代を払わなくてもよいなどとなっていますよ。
中川 そうです。
残業代の問題が発生したときに本人が労基法上の管理監督者に該当するかが検討されます。
これは名称にとらわれず実態で判断されます。
その場合は部下がいないと否認される可能性もあります。
しかし、それは法律上の話です。会社は組織の職位を自由に作ることができます。
社長 で、質問は待遇は体面上の課長はありうるかということですね。
中川 これは良くあることです。
社長 当社はいい歳になったのだからと課長にしています。まさに待遇ですね。
中川 どうしてそのような待遇をするのですか?
社長 いい歳をして名刺に肩書きがないと押しがききません。
また、万年平社員であると同僚の対応も違ってきます。
ようするに本人のやる気を失わせないためですね。
中川 そうですね。
処遇や体面のための課長任命もありです。
社内では主任なのですが営業用の名刺は部長代理としている会社もありますね。
社長 そうそう!
当社に出入りする業者は支店長代理の肩書きの名刺を出します。
その名刺をもらうと粗雑な対応はできないなと思ってしまいます。
中川 結論は処遇や体面のための管理職任命はありえるということです。
処遇や体面のための管理職任命をする事例は多いです。
それにより本人のやる気を維持する、あるいは対外的に体面が保てます。
ただし、経営的な側面では管理職は直接仕事をしないのですから、部下の稼ぎで自分の給料を稼ぐことになりますので、処遇や体面のための管理職任命をする事例は多いです。
それにより本人のやる気を維持する、あるいは対外的に体面が保てます。
ただし、経営的な側面では管理職は直接仕事をしないのですから、部下の稼ぎで自分の給料を稼ぐことになりますので、
営業、工事(外) 10人~12人
小売業、飲食業(接客) 20人
工場 30人
程度の部下の人数でないと成り立ちません。(竹田陽一先生)
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