売り手と買い手を繋げる漫画を生み出すための制作作業工程をざっくりと説明いたします。ざっくりですので、詳しくはご相談ください。
1.お問い合わせからお見積もりご契約まで
2.企画(漫画、プロット、シナリオ、キャラクターデザイン)
3.ネーム(コマ割り、ラフ)
4.下描き(作画)
5.ペン入れ(仕上げ、着彩)
6.セリフ入れ(文字入れ)
7.最後に
1.お問い合わせからお見積もりご契約まで
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- 見積り
- ご契約
クライアントさまの目的をうかがい、プロモーションの企画を行います。買い手に「欲しい!」と思わせるストーリーと漫画の提案をいたします。
プロモーション企画が決まった後、ページ数、絵柄、スケジュールをお聴きしてからお見積もりをいたします。
ここからが漫画の制作工程です
2.企画(シナリオ、キャラクターデザイン)
メディア作品の漫画ではありませんが企画は大切な工程です。軟調な展開、説明に偏った長すぎるセリフや魅力の薄いキャラクターにならないように。
これまでの経験から、漫画好きな担当者さん(←ここ重要です)と盛り上げながら、プロの意見も尊重してもらいつつ、一緒に作る企画が吉と出ています。
あらすじ・シナリオ作成
ストーリーを描く際に、ストーリーのフレームワーク(主人公、主人公の抱える問題、解決策の提示、結末(良い結末、悪い結末)、主人公の成長)に従ってあらすじを考えます。ご確認後、あらすじに沿ってシナリオを作成の作業に入ります。ストーリーは売り手と買い手がどう繋げるかを考える重要な作業工程です。どこかで黒澤明監督が「良いシナリオからは良い映画とまずい映画ができるが、まずい映画しかできない」とおっしゃっていた記憶があるので間違いないと思います。マーケティングの教科書にも同じようなことが書かれていました。
キャラクター設定
企画にあったキャラクターを生み出すことは、シナリオと同じくらい重要です。漫画の魅力を発揮する要素はいくつかありますが、その中でもキャラクターは強力な要素です。しかし、プロモーションに使われる漫画ですので、あまり際だったキャラクターにしてしまうとターゲットからずれてしまうこともあります。漫画好きな方に良くあることですが、自分の好みでキャラクターを決めると目的からずれてしまうこともあるので注意が必要です。
3.ネーム(コマ割り、ラフ)
吹き出しに対してセリフが多すぎる場合はこの段階で削ることもあります。1ページあたりの文字量は150文字程度というデータもあるようです。漫画の利点のひとつである読みやすさや、時間を掛けずに情報を得られるというのはこの点にあります。
ネームのサンプルです。
この状態からは、仕上がりがイメージできないと思いますが、構成の段階からしっかり作画作業をすると余計な費用が掛かってしまいます。
この工程で確認していただくのはコマの流れやページの構成です。コマの読む順番、前後のコマの繋がりや次のページを読みたくなるか、セリフの長さは適切かなどの内容をご確認いただきます。
ネームまでは設計、ここから先が作画作業の本番です
4.下書き(作画)
確かな画力は一朝一夕で身に付くものではありません。私たちが心がけているのは一見シンプルに見えても読者に十分意図が伝わる作画です。
下描きのサンプルです。
ここまで来ると、ある程度最終の形が見えてきます。シナリオとネームで確認した意図がしっかりと描かれているかをご確認いただきます。セリフではなく絵で伝えるのが漫画ですから、セリフを読まなくても何が起きているか、何となく分かると良い漫画です。
逆に、セリフを読めば内容がわかる漫画はあまり良くない漫画だそうです。漫画の神様の本にそう書いてあったので私たちは大事にしています。
5.仕上げ(ペン入れ、彩色など)
漫画は本来モノクロの方が読みやすいので、しっかりと描けていればカラー原稿でなくとも効果はほぼ同じだと思います。ですが、最近ではWEB漫画などでカラー原稿需要が高くなっています。その場合は仕上げ後、着彩の作業を行います。
仕上げのサンプルです。
ほぼ完成形です。企画段階からしっかりと手順を踏んで作り込むことで読みやすく理解しやすい漫画になります。どうでしょう、セリフは入っていませんが何となく伝わるものがあるでしょうか。
私達はシンプルでより魅力的な漫画を極めることでクライアントのお役に立てると考えています。
6.セリフ入れ(文字入れ)
原稿は主にjpg、psdなどの画像データで納品いたします。この画像データにはセリフが入っておりません。セリフを入れたデータが必要な場合はセリフの入った画像データを作成いたします。
完成原稿のサンプルです。
7.最後に
そんな熱心なあなたにお伝えしたい、私たちが売り手と買い手をつなげる漫画を制作するうえで大切にしているもう一つの要素があります。
私たちが長年磨いてきたセンス、スキルやテクニックよりもあなたにとっては重要な要素です。
クライアントの事業発展の為に
皆様の事業のお役立てれば幸いです。その他、制作に関してご不明な点がございましたら、お手数をお掛けしますがお問い合わせ願います。
制作工程に関するお問い合わせ