気になる異性がいたとして。その人をデートに誘っていずれは結婚したい。
でも、その人はあなたの気持ちに気づいていないとしたら、諦めますかという問題。
人は何かに促されない限り、人生の大きな決断をしないのだそう。
男女関係でも商売でも、自分の想いが伝わっているはずだと思い込まず、相手に分かりやすく何度も誘わないと伝わらないし相手には行動してもらえない。
そこで、ドナルド・ミラー著「ストーリーブランド戦略」で進められている2種類の行動喚起の備忘録。
2種類の行動喚起
1.段階的な行動喚起
男女関係に例えると「デートしませんか?」と誘う段階。時間はかかるけど、少しずつ相手との信頼を築きながら、最終的にしてほしい行動へ導けと。
段階的な行動喚起をうまく利用すると、3つの効果が期待できるそう。
競合他社より先に特定の分野の知識と経験を披露し、お客さんから頼りになる導き手として見つけてもらう。ひな鳥が初めて見たものを親鳥として覚えるみたいなことかなと。知らないことを教えてくれた人のことを「すげぇ」って感じることがよくある。
友人から豪華な誕生日プレゼントをもらったら、自分も友人の誕生日には「何かプレゼントを用意しなきゃ」と思ったり、親切にしてもらったりお世話になったら、相手に何かお礼をしたくなる「ギブ&テイク」の関係性ができる。
情報提供や利益を与え続けることで、お客さんも何かお返ししなきゃと思われるように何をすれば良いかな。将来何かしらの形で返してもらえるように、役に立つことをどんどんするぞ!
無料だったとしても、お客さんの問題を解決していたら、お客さんから欲求を満たす導き手として位置付けられる。次にお客さんが同じような問題に出くわした時に助けを求められる。
段階的な行動喚起の例。
・無料の情報提供
・無料サンプルの提供
・無料トライアルを用意
・お客様の声を集める
2.直接的な行動喚起
男女関係に例えると、直接「結婚してください」と言うようなもの。相手には常に本気が伝わるようにしておきたい。何度も繰り返すことで本気度が伝わり、相手への行動喚起になる。
会社の場合、一番簡単に直接的な行動喚起をする方法は、会社のウェブサイトに目立つように「今すぐ購入」のボタンを設置すること。サイトをスクロールしてもボタンが出てくるように設定し、何度も相手に行動を促す。
お客さんの方は心の準備ができていなくても、言葉にし続ける事で、その気になった時に選ばれるようにしておく必要ありと。
直接的な行動喚起の例。
・今すぐお電話ください
・今すぐご注文/購入
・予約する
・今すぐ会員登録
段階的な行動喚起を用意しているか?
直接的な行動喚起をわかりやすく提示しているか?
お客さんを説得するのは売り手である会社の仕事。自分の方から率先して行動喚起をしていななければいけないと「ストーリーブランド戦略」には書いてある。気になる人を振り向かせるように、積極的に相手に呼びかけていこう。
ということで「脱・草食系。嫌われないようにがんばるぞ!」っと。
「ストーリーブランド戦略」ドナルド・ミラー著