仕事中の私物の携帯電話の使用を禁止しているが
社長 こんにちは。
Aさんについて相談です。
中川 はい、何でしょうか?
社長 Aさんは仕事中にしょっちゅう携帯電話をチェックしています。当社では仕事中の私物の携帯電話の使用は禁止しています。
それでどうしたものかと。
中川 就業規則はどうなっていますか?
社長 仕事中は私物の携帯電話の使用を禁止しています。ちゃんと書いてあります。
中川 他の同僚はどうなっていますか?
社長 仕事中は使用していません。
Aさんだけなのです。
中川 Aさんの携帯電話の使用は以前からですか?
社長 いいえ、最近です。
それで事情を聞きましたら、子どもの体調が悪いので連絡が頻繁にあるからだというのです。だから大目にみてほしいと。
中川 事情があったのですね。
社長 たまに携帯をのぞくのであれば目くじらを立てるつもりはありませんが、度を超えているのです。母親だからしょうがないかもしれませんが。
中川 子どもの事情があるのであれば就業規則をタテにとって携帯電話禁止はやりすぎかもしれません。
社長 そうですね。
その当たりの兼ね合いですね。
中川 Aさんに子どものことをもう少し詳しく聞いたらどうですか?
社長 といいますと?
中川 子の体調体調不良があるとしても仕事に支障があるようでは問題です。
まずは、体調不良がどの程度続くのかを確認します。そして、携帯電話のチェックの頻度は少なくすることはできないかを相談しましょう。
社長 そうですね。
話し合う必要がありますね。
私物の携帯電話の使用は禁止できます。
就業規則にその旨を明記しましょう。
ただし、家族などのことで必要なことがある場合でも禁止するのは情がなさすぎるでしょう。そのような特殊な場合は事前相談させるようにし、相談があれば仕事中でも使用を許可するのが良いでしょう。
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